1週間ほど純粋なビジネス目的でインドネシアを訪問した。目的はふたつ。

一つは当社のビジネスの一つにしようと考えている家具の生産地の実情を見ること。
もう一つはジャカルタで開催されるTrade EXPOに参加して2000社にも及ぶ出展社の商材探しである。

朝に羽田を発ち、ジャカルタから国内線を乗り継いでスマランに行き、さらに車で 1時間半ほどのジェパラに向かう。ジェパラのホテルに到着したのは深夜であった。スマランはジャカルタから東京~大阪くらいの距離にあるジャワ島 5大都市の一つで人口は 160万人くらいの地方都市。空港の乗り継ぎだけなので街の様子はわからないが、空港の混雑具合から見て、経済的にも活況なのであろうと思われた。

ジェパラはジャワ島の中部北端にある町で家具の製造工場が集積している。その数たるや街道の両サイトが家具商で埋め尽くされている。国内 2億4千万人の需要と品質の良さからインド、中国、欧米、オーストラリア、日本などへ広く輸出していることを考えれば当然とも思われる。日本では手に入らない素晴らしい作品も多々あった。「バリ家具」と言っているものはここジェパラで生産され、バリ島で仕上げて販売されているらしい。ジャワ島のほとんどはイスラム教徒でバリ島のほとんどはヒンドゥー教徒であるから、家具の仕様も異なるように思うのだが、インドネシア仕様に変わりはない。彫刻のモチーフが異なるくらいだ。

旅の仕上げは勝手知ったるバリ島に移り、南から北へ改めて商材を見て回った。2年ほど訪問していない間に近代化が進み、マンダラ高速道路が開通していた。空港からヌサドゥア、ブノア港、サヌールを結ぶ 12.7kmの海上高速道路だ。快適だが、神秘的なバリらしさとは程遠い。経済発展はこうして歴史や文化を変えていってしまうのだろう。

ガソリン代もそうだが、あらゆるものが値上がりしていた。バリ島の工芸品で日本に持ち込みたいのは絵画くらいになってしまったが、これも高騰していた。しかし 2日間チャーターした車の料金だけは変わっていなかった。と言うことは島民の暮らしぶりは厳しくなっているのだろう。
都市部の道路の混雑、空港の混雑とフライトの遅延、異常に遠回りするホテルタクシーの劣悪(他の国にはもっとひどいところがあるが)、でもそれらを帳消しにしてくれる笑顔の接客と美味しい食事。次回はもっとのんびりと楽しみたいものだ。

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