日本の労働環境も以前とは大きく変わり、年功序列や終身雇用の企業風土も薄れる一方、外資系の労働スタイルも特殊なものではなくなってきた。これから数十年間で確実に起こる日本の超高齢化社会と生産労働人口の減少は、頭で漠然と捉えているより凄まじい現実となるだろう。誰もが感じている年金制度の崩壊を前に、少しずつ将来に対する生活観も変わってきている。
私が起業したのは 2年前になる。会社の監査役を終えた翌月のことである。同期の連中からは「よく 65歳から起業する気になるね!」とからかわれたり呆れられたりしたものだ。しかし意欲と体力さえ残っているのなら幾つになろうとも起業や働くことを勧めたい。
なぜ起業をしたか?それは単純な動機だった。趣味や道楽で遊んでいる自分の姿が想像できないからだ。一人株主で立ち上げた株式会社であるから気が楽ではある。会社を創るということで経験できるたくさんのことがある。店を張っていると協業や支援依頼などいろいろなケースの仕事が来る。いろいろな方にお世話になったり、いろいろな方をお世話したりの中からビジネスが生まれてくる。ネットワークが更に広がっていく。この 2年間で交換した名刺は 1700枚くらいになる。日々の躍動感はプライスレスだ。結果として少々忙しく、楽しく、充実した日々を頂くことになる。
会社を創れば一人でも雇用をしていきたいと思う。それは一つの社会貢献でもあるといつも考えている。3年目に入り、手狭になった事務所を移転し、ようやく 3人体制になった。
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